花だより

豊島区の雑司ヶ谷幼稚園|文京区 新宿区
豊島区の雑司ヶ谷幼稚園の花だより

“草原”の始まり

以前、園庭の芝生は数日おきに刈り込んで、それなり立派な芝生でした。ある夏、暫らく刈らずにいて伸びて来たら、バッタが沢山・3歳児でも楽に何匹も捕まえられる小さな草原に成長し、以来、夏は伸ばして、小さな子どものお腹辺りまでのミニ草原に。バッタもトカゲもよく見つかるし、夕方はガマさん お散歩でヒトはすり足歩き。蝶やトンボが来るのも増えたし、草が枯れてきたら、集めて枯れ草の山にすると、寝転がったりジャンプしたり、最後まで遊び尽くす・・・

昔は東京でも街中の少しの空き地で、子どもが集まって遊んでいました。今、家の近くの公園は一年かけて大改造、桜やケヤキの大木がかなり姿を消し、地面は「雨の日にも泥んこで汚れない」土じゃないものに変わり、自然とのふれ合いと子どものアレルギーの関わりの報告を思いだしました。この夏もまた子どもたち、ミニ草っ原で思いっきり遊ぶでしょう。

名誉園長 松田彌生

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ドクダミ

梅雨時、木陰の足元にひっそりドクダミの花が咲いています。根茎で増えるので、植えた覚えのないところに、いつの間にか咲いていたりします。ドクダミの「ドク」は毒ではない、どころか生薬(しょうやく:ドクダミの薬用部 は花期の地上部で効能多く、十薬と呼ばれる)は日本の三大民間薬(ドクダミ、センブリ、ゲンノショウコ)の一つで、近代医学の前は内服/外用両方の民間薬として大活躍、和名の一つは<イシャゴロシ>。ドクダミの名は、生の葉が特有の臭気あって何か毒が入っているのでは?と「毒溜め」と呼ばれたとか。和名に「イヌノへ(犬の屁)」も・・。“毒を矯める”(ためる=悪い処を直す)からドクダミとなったとの説もあり、これほど有能で捨てがたい植物も珍しいと絶賛されつつ、呼び方には酷いものあまたあり、いっぱい利用して悪名続行はドクダミには誠に申し訳ない気がする。

名誉園長 松田彌生

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花だよりのはじまり

松田彌生こと、21世紀の始まりのころ 雑司ヶ谷幼稚園園長着任。ジタバタ勤めて この春、阿部洋子先生にバトンタッチして名誉園長になり、ゆとりもできました。ささやかな園庭ですが、折々に木や草の植物たち(時に子どもたちの動き)ほかが語りかけて来ることなど、共に味わって戴ければ幸いです。

名誉園長 松田彌生

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バラ ながめせしまに・・

高さ7センチほどの小~さな黄色いバラを屋上菜園に植えました。日中ずっと陽に当たるし、すくすく50センチほどに育ち、色も白から赤まで様々見せてくれました。地植えにしたらもっと良いと思い、園庭の日当たり良い一隅につれてきました。調子よく、背丈もじき倍くらいに(画像)。そこで、なぜか障りあれこれ。虫が付くのは分るし・手当もしたけど、なぜか枯れて来て、原因不明。バラさん、ごめんね!良かれと思って移したんだけど。せめて元気な姿見てください!

名誉園長 松田彌生

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百合

園の金網に沿ってさりげなく、しかし優雅に、白や黄色や深紅の大輪の百合が咲き初めました。1本に花は3コ、4コ、5コ;花の数は球根の年輪とか。でも、塀際に球根あれこれ植えたのは昨年暮れのこと。チューリップたちは期待に応えて4月入園式にちょうど間に合うように咲いて/散って/枯れて、今は球根に戻りましたが、梅雨に向かうこの時期が百合たちの出番。思惑など超えた、それぞれの「時」があるのですね。’夏’を感じる(虫や花などに出会う機会に)今年もたくさん恵まれますように!

名誉園長 松田彌生

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プラム

正門入ってすぐ右にあるのがプラム。桜の頃に白っぽい花が一斉に咲くので、「なんて種類の桜ですか?」と、時に訊かれます。果実は大人の手に握っていっぱいの大きさで、熟すと黒っぽい赤になります。いつもは早起きカラスにやられて人の口まで届かないのですが、今年は熟し期がちょうど台風と一緒で、少し青いのも含めて30個近く樹の周りに落ちてました。「木の根は地上部分と同じくらい地下で広がっている」とやら。

可食部分だけそぎ取った後は次の実への肥料として樹の周り少し離れた辺りに埋めます。果実は煮ると美しい深紅と化し、甘さを変えてコンポートやジャムにして、子どもたちのお八つです。樹は梅の仲間で枝も粘りがある筈ですが、残念ながら、まだ木登り向きではなく見るだけ。実を戴いた「お礼肥え」をして、来春の花を待ちます。

名誉園長 松田彌生

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(あんず)・・花も実も樹も!

園庭の角にある杏の木、ずいぶん大きくなって今年は実が沢山採れました。子どもたち家に持ち帰って食べて、甘~い。たくさんあるので三温糖で軽く煮てコンポート、冷やして園のお八つに人気です。

また、樹は粘りがあって丈夫なので木登りOK。ルールは、「怖い所まで登らない」「適当に交代する」。3歳坊や、頑張って一段目の木の股までよじ登り得意で呼びかけて来るし、5歳お嬢さんは4段目に座ってうっとり空を眺めてる。夢はどこまで飛んでいるのかな?

名誉園長 松田彌生

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ジャスミン

幼稚園の裏手、レンガ道の宣教師館通りに、今、ジャスミンの花が濃い紫に満開です。 花はこれから真っ白に変わりますが、匂いは、ジャスミン茶のイメージから期待してかいでみて・・しない!

香りでは、足元のドクダミたちの方が ずっと自己主張が強いようです。そして気づけば、ジャスミンの間に紫陽花(アジサイ)も一緒に顔を見せていて、さほど広くもない幼稚園の庭も、この春先、濃いピンクの桜から杏、プラムへ、そして白く香る柑橘類を経て花の世界は もう梅雨支度です。花に合わせていろいろな虫たち・鳥たちの出番もあり、草むらでトカゲや蛙に出会ったり、好きな子どもは大騒ぎです。

名誉園長 松田彌生

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