入園式から一ヶ月。 いま ほぼ全員 落着いて遊びほうけています。
親離れが案じられて、部屋の隅に暫く親に座ってもらう覚悟までした人が
何のことやら。初日からすっと離れて全然目立たず。
オカアサンワ? オカアサンワ イツクルノ? と号泣して母を求め続け
て周りの親を羨ましがらせた坊や。連休半ばからコロっと変って遊び始め、
でも草臥れると イツクルノ? が再発。泣いてる頃から、家では楽しげに
園の様子を話すし登園拒否などトンデモナイ、とはお母さんの話。
新・一年生が時に雄姿を見せに寄ってくれます。ランドセルも板につき
背もすっくり伸びて凛々しい先輩に、在園児も ア、・・・チャンダ! と
物珍しげ。学校オヤスミダカラと2年生が弁当持参で一日来たり、幼稚園
は懐かしい楽しいところ。上下の交流も良いものです。
一つ 面白いこと。五月二日、‘塾’(低学年の勉強のおさらい)に来た
一年生に、ボク ダレダカ ワカル? オボエテル? と訊かれてびっくり。
つい先日の入学式でも会ったし、ウチの子(卒園児)忘れる筈ないでしょ!
は大人の思い込み。‘ひと月足らず’が、子どもには 大人の一年ぶんくらいも
経たように感じられる? 頭ではよく分かっているつもりで、これだけ はっきり
示されると、驚き、一瞬 絶句しました。子どもの主観的な時間の長さ、重み。
われわれが向き合っているのは、さらに幼い(=より早い時間流にいる)子ども
たちなのです。