四月、新3歳児;涙の親別れ~子別れも、クスン!もケロッもありました。今はそれぞれしっかり遊び始めていますが、
今年は早くから‘自分を出し’、結果、もめごとも絶えません。
少子化で大人の間で育つ近ごろの子どもたちーーー要求するまでもなく大人が察して皆やってやる、子どもが周囲の期待を先取りして合わせる お利口さんを演じる、が多い様子。
前者は自己主張の必要も葛藤もなく、後者は自分の言い分・要求・感情をのみこんで抑え、内面をさらけ出すことはない。
社会化の第一歩は、抑えるのではなく 出せること。
それには、出してもいいと信頼できる相手と場、さらに、ぶつかったとき同じように本気でぶつかり返す相手(=下手な妥協をしない同輩集団)が要る。
主張や要求が通らないストレスは当座マイナス。 しかし、暑さ寒さに曝されて体温調節機能が育つように、
もめ事にぶつかり・泣き・解決する(あるいは我慢する)体験をくり返すことで、付き合い方・対処法が体で覚えて身についてきます。
もめ事を未然に防ぐ、ケンカをさせない、ならばコトは一見無事ですが、それでは本当の育ちにはなりません。辛い
「マイナスの体験」からこそ、ひとは将来につながる耐性~免疫力を獲得できるのです。
一言、注意:苦しい辛さに、理解~サポートが必須です。子どものヤンチャも多くは当人なりの理屈(屁理屈でも)がある。
一方的に決めつけ叱る北風では、子どもはそっぽをむくだけ。非は非としつつ、思いを汲むことで気持ちも少し救われる
・・元ベテラン教師の助言です。